毎日ぐっすり眠れていますか?
仕事や育児などで忙しくてついつい睡眠不足になりがちですよね。
忙しい人が多い中で「毎日ぐっすり快適に眠ってま~す!」と言える人はなかなか少ないのではないでしょうか。
というわけで今回は”睡眠”についての記事です。
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6時間睡眠で充分だと思っていませんか?
「私は毎日6時間は寝てるから大丈夫だよ~!」なんていう話をよく聞く気がしますが、本当に大丈夫でしょうか?
実は6時間睡眠を2週間続けていると、脳の状態は1日徹夜したことになっているのです。
上記の実験の結果を見てみましょう。
6時間睡眠が14日間続くと、反応ミスの回数が0時間睡眠の人と同程度になる。
しかし、6時間睡眠では、日数を重ねても主観的な眠気は感じにくい。
という事が言えますね。
睡眠医学会の先生によれば
「1日徹夜した後は強い眠気を感じるため日中のパフォーマンス低下を意識しやすいのですが、慢性的な睡眠不足(6時間睡眠を2週間続けている状態)では、主観的眠気を感じにくくなっているため、自分では睡眠不足に気付けない可能性があります。」
ということです。
つまり、元気なつもりでも、実は睡眠不足によるパフォーマンス低下に陥っている可能性があるわけです。
気づけていないという事は対処できないわけですから恐ろしいですね。
睡眠不足による意外な影響
睡眠不足だとコミュニケーション下手になる?
睡眠不足になると感情をつかさどる扁桃体という部分の活動が活発になるためキレやすくなると言われています。
不安や恐怖といったネガティブな感情が増大することが分かっており、いつもより人の気持ちが理解できない、人が近づいてくるのが不快という感情が増強されるのです。
「嫁と言い争いになってしまった…」
「後輩にきつく言いすぎてしまった…」
これらの原因は睡眠不足のせいかもしれません。
睡眠不足だと太りやすくなる?
実は睡眠不足はメタボも招きます。意外ですよね。
睡眠不足の状態だと満腹ホルモンが減少するため、普段よりも食べ過ぎてしまうのです。
ダイエットしたい人からすると睡眠不足って一見関係ないように感じますが、ダイエットもよく眠ることからスタートする必要があります。
休日の寝だめは逆効果
平日で疲れ切って、会社がお休みの日に「寝だめしよ~。」とか考えてお昼すぎとか、場合によっては夕方くらいまで寝ていたりしませんか?
寝不足を補おうと長く寝すぎてしまったりすることがあると思いますが逆効果です。
睡眠医学会の先生によると
「私たちの睡眠は、恒常性維持機能と体内時計によって制御されています。休日の寝だめによって、平日の睡眠時間帯と休日の睡眠時間帯がずれると、それをきっかけに体内時計が乱れ、「眠気が取れない」「体がだるい」といった”時差ボケ”のような症状が起きます。
いっきに長時間睡眠をとると逆にからだがダルくなったり疲れたりするのは、時差ボケのような状態になっていたんですね。
不調を感じやすい方は、休日であっても、平日と同じ睡眠時間を意識したいですね。
良い睡眠をとるには?
寝酒をしない
たしかに眠る前にアルコールを摂取すると寝付きがよくなることがあります。
しかし。
睡眠自体を浅くしてしまい、無呼吸症候群のリスクを高めてしまいます。
無呼吸症候群によって引き起こされる心筋梗塞や脳卒中で死亡率が高まるというデータもあるため注意が必要です。
ブルーライト、カフェインに気を付ける
寝付きが悪くて悩んでいる人は、夕方以降のカフェインやタバコを控えたり、寝る直前にスマホやパソコンの画面を見続けるなどブルーライトをあびないようにすると良いです。
枕元にスマホをおいて、SNSをチェックしてから眠る…というのがルーティーンになっている人もいるとかと思いますが、極力控えるような習慣作りをしましょう。
フィットした枕を使う
寝酒をしないとか、スマホをいじるなと言われると「わかっているけど、いきなり止めるのは無理そうだな~。」と思いますよね。私もそうです。
ただ、フィットした枕を使うというのは誰でもできると思います。
個人的なおすすめはテンピュールなどの低反発の枕です。
私自身も枕を替えてから、日中スッキリして仕事もはかどりますし、首を寝違えて2,3日辛いまま…ということも無くなりました。
数万円の枕でも5年以上は使えますからね。かなりいい投資だと思います。
参考までに下記の枕です。
睡眠時間を劇的に増やすということは、なかなか難しいかと思います。ただ、仕事のパフォーマンスだけではなく、健康的なリスクもあるのであれば、良質な睡眠時間をとれるように工夫はしていきたいですよね。
”睡眠不足は百害あって一利なし”ですね。本日は以上です(^^)