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ワクチンとは何か?仕組みから簡単にわかりやすく解説!ワープスピード作戦でコロナウイルスから世界を救えるか?

緊急事態宣言が解除され、ようやく今までの暮らしへ向けての一歩が始まりました。

ワクチンの開発も急ピッチで進んでいることが話題に上がること多いですが

そもそもワクチンがどういうものかをご存知でしょうか?

今回の記事を読み概要を知っているだけでもコロナウイルスに対してどの程度、どのような対策をしているのかがわかるようになります。

つまり、世の中がどうなるのかを読み解けるようになります。

動画でもわかりやすく解説しています!

 

Contents

ワクチンとは何か?わかりやすく簡単に

まず、ワクチンとは何か?Wikipediaで調べてみるとこんな感じです。

ワクチンは、感染症の予防に用いる医薬品病原体から作られた無毒化あるいは弱毒化された抗原を投与することで、体内に病原体に対する抗体産生を促し、感染症に対する免疫を獲得する。

ちょっとわかりづらいと思うので、こちらをわかりやすく解説していきます。

まず、ワクチンというのは予防のための医薬品ということですね。

かかってから治すのではなく、予め防ぐために使われます。

この予め防ぐちからの事を「免疫」と言います。

つまり、ワクチンというのは免疫を獲得するための医薬品なのです。

例えばですが…

道を歩いていて犬にいきなり大きな声で吠えられると、かなりびっくりしますよね。 ただ、2回目以降その道を通るときには「あそこには犬がいるんだよな」と知っているから

「また吠えてきそうだな〜」と構えることができるので、犬に吠えられても1回目よりは驚かなくなりますよね。

実は、この仕組みは病原体に対して、僕たちの身体がするリアクションと同じなのです。

1回目はとにかくびっくりしますが、2回目以降は「はいはい、あの曲がり角の犬ね。あのへんでワンワン言うんでしょ?」と構えることができます。

つまりリハーサルをして準備しているようなものです。

このようにリハーサルをして身体が慣れている状態を「免疫がある」と言います。

病原体によっては1回目で身体に大ダメージを受けてしまうこともあるので

そういったものに対してワクチンを使うことで事前に身体に準備をさせておくことができるわけですね。

その一方で、実際にリハーサルしようとしたら

思ったよりも驚きすぎて転んじゃって怪我をしてしまうこともあったります。

このように予想しないことが起きてしまう事を「副反応」と言います。

実際には腕が腫れると言う程度のものから、体調が悪くなるものまで様々です。

ワクチンの種類

このワクチンには大きく分けて3種類あります。

生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドです。

生ワクチン

これは生きている病原体を弱らせた上で、身体に入れてみるというものです。

実際に生きている病原体なので、実際に熱が出るなどの反応があることがあります。

結核、はしか、風疹などで使われます。

不活化ワクチン

病原体の死骸など、無力化させた上で、体に入れてみるというものです。

もしくは病原体の一部分だけ接種するというパターンもあります。

これは生きている病原体ではないので、効果が弱いこともあります。

だから、予防接種で複数回打つ必要があるものはこの不活化ワクチンだったりします。

主にインフルエンザなどに使われます。

トキソイド

病原体の持つ毒を取り出して、その毒を身体に入れるというものです。

破傷風などに使われます。

予防接種は意味が無い?

予防するといってもインフルエンザの予防接種したのに

かかることがあるからワクチンなんて意味ないよと言う方もいらっしゃいますよね。

実はインフルエンザウイルスは毎年カタチが変わっているんです。

それをWHOが「今年はこれが流行るんじゃないかな?」と予想して、それにあったワクチンを使用しています。

だから予想が外れたら効果も低くなります。

実際に予防接種での有効性は3割〜多いと6割くらいだと言われています。

残りは感染してしまうわけですが、それでも全体を見ればインフルエンザの患者を減らしているという事になります。

このように、ワクチンの効果は100%ではありませんが、多くの人がワクチンを打つことができれば感染拡大を抑えることができます。

だからこそいま世界中でコロナウイルスのワクチンを急いで開発している、という状況になっているわけです。

ワクチン実用化までの流れ

日本では、アビガンレムデシビルなどの名前がよくニュースなどで取り上げられますが、あればワクチンではなく治療薬です。

もっと言うと、アビガンはインフルエンザの治療薬で、レムデシビルはエボラ出血熱の治療薬です。

その治療薬がコロナウイルスの症状を抑えるのにも使えそうだ、と言うことで注目が集まっているわけです。

ウイルスの治療薬の開発はかなりハードルが高いものなので、過去に作ったものが使えないかをチェックしていると言う状態です。

また、最近のニュースでは、アメリカバイオベンチャー企業モデルナ

米バイオベンチャーモデルナ

の開発したワクチンが「コロナウイルスに効果のありそうなデータが得られた」ということで話題になっています。

ではワクチンができたらすぐに感染は収まるのか?と言う事を考えてみたいと思います。

そもそも、薬の開発は10年以上かかるものだと言われています。

非臨床試験という動物実験などで3−5年かかり

それをクリアした後に

実際に人間に対して実験する臨床試験が3−7年くらい行われます。

その臨床試験の中でも3つのスフェーズがあります。

臨床試験3つのフェーズ

徐々に人数を増やして、それでも危険性がないのか?と言う事を厳重にチェックしています。

このフェーズが3段階あるので、ニュースなどで報道されているのは一体どのフェーズなのか?それを知っておく事で、今はどのあたりまで開発が進んでいるのかを理解することができるようになります。

そして、この臨床試験が終わった後に、さらに審査されてから製造に入ると言う流れになるので

実際に使えるようになるまでには早くても10年くらいはかかるというわけです。

もちろん試験の途中でリスクがあると判断されれば開発は全てストップします。

なので、ワクチン開発が進んでいる!と言うようなニュースがいま出たからといって

さぁすぐに使おうと言うのは実はなかなか現実的ではないと言うわけです。

日本SMO協会(JASMO) 薬ができるまでhttp://jasmo.org/ja/business/flow/index.html

ワープ・スピード作戦

ここまでの話を踏まえた上で、実はアメリカがものすごい動きをしています。

それがトランプ米大統領の発表した「ワープ・スピード作戦」です。

有望なワクチン候補を絞り込んだ上で、有効かどうかの確認作業と並行して企業の生産体制を資金面で支援するなどして

開発・生産プロセスを劇的に短縮すると言うもので、なんと年内中の供給開始を目指しているのです。

各国政府も協力して規制緩和などの措置をとることでこの流れを応援していますが

通常よりもかなり開発期間が短いだけに「安全性」と言う面で、どこまで確証が取れるのかが課題になっています。

まとめ

最後にまとめです。

コロナウイルス の感染者数も減少し、緊急事態宣言が解除されたことで経済が動き出しました。

その一方で、コロナウイルス問題の根本的な解決はできていないと言う事は頭に入れておくべきだと思います。

今はワクチンもありませんし、このウイルスがこれからどのように変異していくかもわかりません。

わからないからこそ世界中でロックダウンという選択肢がとられて、ステイホームが叫ばれたわけです。

ただ、そのままだと経済が停滞し、下手をすればコロナウイルス以上の被害が出てしまう事からロックダウンや緊急事態宣言が解除に向かっているわけです。

決して危険が完全に去ったから解除されたわけじゃないと考えた方が良いのではないかと僕は思います。

生活する上でも、仕事する上でも、投資をする上でも

もうコロナウイルスとの共存を前提に考えることが必要な世界になったとも言えるでしょう。

だからこそ知識を身につけて、何が正解かを自分で考えて生き抜いていくことが

大切になってくるのではないでしょうか?

今回は以上になります(^^)

〜日本大恐慌時代の一般市民投資戦略〜

コロナウイルスに
中央銀行の大金融緩和。

いま、世界は大転換期。
これから日本はどうなるのか?

知識があれば
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逆に…

何も知らなければ奪われるまま。

知識をつけて
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