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フェルメールとは?歴史や時代背景は?何も知らない人向けにわかりやすく解説します。

フェルメールが人気ですよね。

画家の”ヨハネス・フェルメール”ご存じでしょうか?

フェルメール展が開かれているので名前を聞いたことがある方も多いかと思います。

フェルメール展は東京に続き、大阪展も大人気です。

東京と大阪の累計では来場者100万人を突破しているほどです。

2019年5月12日(日)まで実施中の大阪展の詳細は下記からどうぞ。

開催の詳細:大阪市立美術館

Contents

フェルメールをより楽しむために

人気のフェルメールですが、まったく何も知らない状態でフェルメール作品を鑑賞しに行くよりも、すこ~しだけ知識があった上で行った方がより楽しめると思います。

そこで、今回は事前に知っておくべき知識についてチェックしていきましょう。

フェルメール作品 時代背景

舞台は17世紀のオランダ

スペインから、ネーデルラント連邦共和国として独立した国があります。

それが今のオランダです。

フェルメール展の作品の舞台はオランダなのです。

どういう国なの?

当時のオランダは、貿易で潤っており市民の経済水準はかなり高かったのです。

ヨーロッパで最も富裕な国で、貿易、学問、芸術の最先端国家だったと言われています。

誰が絵画を楽しんでいたのか?

そんなオランダに住む市民は絵画を買い、飾り、楽しんでいたわけですが…古来より、絵画を購入するのは聖職者や貴族・上流階級と呼ばれる人だけでした。

しかし、オランダでは中流階級と言われる商人が豊かで、ちからを持っていました。

そのため、絵画が中流階級にも多く広まったというわけです。

フェルメール作品時代のジャンル

フェルメール作品時代、つまりオランダ黄金期の絵画のジャンルについては大まかに下記のようなものがありました。

歴史画、肖像画、風俗画、風景画、静物画

それぞれ特徴をみていきましょう。

歴史画

数が他の国に比べると少なかったとされています。

それは、宗教の流派の影響で教会に絵画が置けなかったからです。

つまり、絵を書いても売ることができず商売にならなかったわけですね。

肖像画

肖像画についてはとても人気がありました。

オランダの上流市民の間では、自分の絵を描かせることが流行っていたのですね。

大量の作品が見つかっていることから、画家からすると商売にしやすかったのではないでしょうか。

風俗画

オランダ絵画の特徴として、風俗画と風景画の人気という点が挙げられます。

風俗画には大衆の日常が描かれていますが、それだけではなく、オランダの格言や教訓を絵画として描いているとも言われています。

日本で言うと…ことわざを絵にしているようなイメージですね。

フェルメールの有名作品「牛乳を注ぐ女」も風俗画の一種です。

風景画

実在の風景を描いたわけではなく、多くが空想を交えて工房で描いた作品が多いというから驚きです。

特に、貿易で潤っていたために海岸などの作品が多く見つかっています。

静物画

動物や果物などがモチーフに描かれています。

実際にフェルメール展にいったとき、静物画の精巧さに驚きました。

ちなみに、ド素人の私は「動物の毛がこんなにフワフワに描けるなんてスゲ~な。」という感想を持ちました。笑

フェルメールについて

フェルメールの通称ですが、正式にはヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)と言います。

生誕は1632年頃、亡くなったのが1675年頃とされていますから43歳と言う若さで亡くなっています。

本名:ヤン・ファン・デル・メール・ファン・デルフト

代表作

真珠の耳飾りの少女

 

牛乳を注ぐ女

フェルメールの作風と技法

フェルメールが残した絵画は約35点前後と大変少ないです。歴史的な記述もあまり残っておりません。

そんなフェルメールですが、作風と技法として下記のような特徴があります。

フェルメールブルー

フェルメールの代名詞と言えば「フェルメールブルー」です。

フェルメールブルーはラピスラズリという名前の宝石から作られているので、当時としては大変高価なものだったそうです。

宝石由来の美しい色味を、贅沢につかっている作品ということですね。

光の魔術師

光の描写については卓越した表現力と言われています。

ちなみにフェルメールの作品は左側の窓から光が差し込む場面が多いです。

緻密な人物描写とシンプルな背景

密な人物描写とシンプルな背景との対比が挙げられることが多くあります。

この技法により、鑑賞するものは主題に意識が集中し、より生き生きとして浮かび上がってくると言われています。

まとめ

芸術なのでとらえ方、考え方は人それぞれかと思います。

ですが、歴史や時代背景を知っていると、この絵はどういう意味があるのだろうか?

と思いを巡らせるときに役に立ちます。つまり絵が少し楽しくなります。

私も芸術には詳しくありませんが、こういう背景を知ったことで絵にも興味が持てました。

ぜひ実際に生で鑑賞してみて感想を教えてください(^^)以上となります。

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