ニュースでよく目にする「消費者物価指数が発表されました。」というフレーズ。
投資の際にも「重要指標の発表だ~!」ということで注目されることが多いです。
では、この”消費者物価指数”とは一体何なのでしょうか?
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消費者物価指数(CPI)とは何か?
概要
消費者物価指数(しょうひしゃぶっかしすう、英: Consumer Price Index、略称:CPI)とは、消費者が実際に購入する段階での、商品の小売価格(物価)の変動を表す指数。
wikipedeiaより引用
つまり、われわれ生活者が購入する色々な商品価格の平均的な変動を測定した指数のことです。
マイナス圏をうろうろしていることがおおく、時々伸びていますがそれがギリギリ前年2%プラスとかですね。
わかりやすく言うと…
生活のなかでよく買うモノの価格が、上がってんのか下がってんのかチェックしてますよ~というものですね。
総務省統計局がとっている「小売物価統計調査」というアンケートのデータをもとに物価指数を計算しています。
消費者物価指数の品目
お米やパン、魚、野菜、お菓子などの食べ物から、洋服や下着、交通費に生活用品など本当にいろいろなモノの価格をチェックしていますよ。
頻繁に購入される重要度の高いモノやサービスなど585品目もあるんですね。
どういうルールでチェックしているの?
生活に必要なモノは、時代と共に変化していきますよね。なので、品目も5年毎に見直されるのです。
平成27年(2015年)の1年間としており、これを「基準年」と言います。
例えばですが…
パンが2015年に100円だったので指数100だったとします。
2020年に110円になっていれば物価指数は110となり10ポイント上昇していることになりますよね。
なぜ重要指標なのか?
価格の変動は消費者の購買力に大きな影響をあたえるので重要指標と言われています。
また、金融政策を考える際の指標と考えられているのですね。もちろん企業自体の戦略にも関係してきますから経済と非常に関連性の高い指標と言えるわけです。
消費者の購買力に大きな影響を与える
消費者物価指数が上昇傾向にあるときは”高くても商品が売れている”というワケですよね。
なので、企業の売上が上昇し、労働者の賃金も上がると言われています。いわゆる景気が上向きという事ですね。
逆に、消費者物価指数が下降傾向にある場合、企業の売上が減少し、労働者の賃金も下がるので景気は減退傾向とみられるわけです。
金融政策を考える際の指標になる
日本銀行は「物価上昇率2%」を目標にしています。
この消費者物価指数が、100から102になれば2%伸長しているというわけですから、日本銀行はこの数値をとても気にしているわけです。
でも食べ物の価格とかしょっちゅう変わってない?
ごもっともな指摘です。
実は生鮮食品は価格変動が多いので、消費者物価指数から生鮮食品を除いた「コアCPI」という指数があるんです。
日銀はインフレ目標を2%としていますが、目安として活用しているのは実はコアCPIなのです。
「消費者物価指数」という聞きなれない言葉でも、実はその指数が、給料や家賃、公共料金改定の際の参考に使われるなど、官民を問わず幅広く活用されていたりします。
次に「消費者物価指数」を見つけたら、その記事をぜひ読んでみてください。少しだけ理解できるようになっているかもしれませんよ(^^)本日は以上です。