デフォルトについて検索してみると下記のような情報がでてきます。
今回の記事では「1.債務不履行」について触れていきます。
本ブログの読者なら言わずとも察していただけると思っているのですが笑
コンピューター用語の解説ではなく、金融用語としてのデフォルトを解説していきますね!
Contents
デフォルト(債務不履行)とは?
デフォルト(英語: default)とは、日本語で「債務不履行」と呼ばれます。
公社債の利払いが遅延したり、元本の償還が不能となったりすること。借入金の返済が不能となったことも意味します。
わかりやすく言うと…借金が返せないヤバイ状態のことです。
国がデフォルト(債務不履行)ってどういうこと?
そもそも国は、国民のためにいろいろな公共事業をしなければいけません。
何をするにもお金が必要なので”国債”を発行してそれを買ってもらいます。
国債はいわば借り入れですから、利子をつけて返さなければいけません。
しかし、収入(歳入)より、支出(歳出)が多い国は赤字ですので借金を返せる余裕がありません。
国債をさらに発行するなど、一定の期間はうまくお金をやりくりできていたとしても、うまくいかなくなる時がきます。
借金で借金を返すことすらできなくなる瞬間ですね。このときにデフォルト(債務不履行)となるのです。
つまり、国と言えども、基本的には個人の破産と同じ仕組みというわけですね。
国がデフォルトするとどうなる?
借金を返せないということは、国の信用がなくなるということです。
個人でも同じですよね?借金があるひとは基本的にお金を借りることが出来ません…。
通貨の価値がなくなる
その国の発行した通貨の価値がなくなります。
そりゃあそうですよね。
信用のない国が発行している通貨の価値を信用できるわけがありませんから。
価値が限りなく下がりますからとにかく売られます。
ドル円の為替相場としては”ものすごい円安”になります。
ハイパーインフレが発生する
通貨の価値がいっきに下がるということは、相対的に物価がいっきに上昇します。
ハイパーインフレですね。
その結果…
国内の資産は海外に叩き売られることになります。
住んでいる人からすると、国内で生活物資すら手に入れることが難しくなります。
公務員の給料も支払えませんから、国は大混乱です。
当然、失業者も増えていくので治安も悪化します。
治安が悪化すると、そこに住みたい人はいなくなりますから、国の価値もどんどん下がっていく…
という負のスパイラルに入っていってしまうわけですね。
日本は大丈夫なの?
日本は財政赤字な上に、2020年代に日本経済が大きな試練に直面するという声が多く聞かれます。
2020年は東京オリンピック、パラリンピックの経済特需がありそうですが、その反動もあるのではないかと言われています。
また、2025年には「団塊の世代」といわれる人たちが全員75歳以上になるので医療や介護などの”社会保障”がさらに必要になります。
もはや、現役で働いている世代がそれを支えきれなくなる可能性も示唆されています。
ですが!
日本の国債の94%くらいは日本国内で保有されています。つまり日本としては”デフォルトしてきた他の国とは違うよね”ということを考えているわけです。
加えて、日本は輸出産業が盛んですから、ものすごい円安になれば輸出企業は儲かる…なんていう話もあったりします。
それでも、何が起こるかはわからない世の中です。
レバノンがデフォルトに陥りましたから他人事ではありません。
自分で知識をたくわえて、混乱の世の中を乗り越えていきましょう。本日は以上です(^^)