日欧でのEPA発効で、2019年2月からワインが値下げになるとのニュースがありました。
安くなるのはありがたい事だけど、これってどういうことなのでしょうか?
今回はEPA(経済連携協定)をわかりやすく解説していきます。
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EPA(経済連携協定)とは何か?
EPAとはEconomic Partnership Agreementの略称です。
財務省のHPでは下記のように定義されています。
経済連携協定(EPA:Economic Partnership Agreement)とは、2以上の国(又は地域)の間で、自由貿易協定(FTA:Free Trade Agreement)の要素(物品及びサービス貿易の自由化)に加え、貿易以外の分野、例えば人の移動や投資、政府調達、二国間協力等を含めて締結される包括的な協定をいいます。
物品貿易に係る自由貿易協定については、世界貿易機関(WTO)のGATT24条においてその要件が定められており、
構成国間の実質上全ての貿易について妥当な期間内に関税等を廃止すること
域外国に対する関税を引き上げないこと
という2つの要件を満たす場合に限り、最恵国待遇(すべての加盟国に対し無差別待遇)を基本とするWTO原則の例外として認められています。
ちょっとわかりづらいかと思うので、わかりやすく説明します。
EPAをわかりやすく解説
EPAをわかりやすく解説していきます。
そのためにまずは”関税”についてサラッと学んでおきましょう!
関税について
そもそも、海外の商品を輸入すると「関税」という税金がかかります。
なぜ「関税」がかかるのかと言えば”自国の産業を守るため”というのが大義名分です。
関税が無かったら、安い海外製品が日本中で手に入るようになり、相対的にみて価格の高い日本国内の製品を買う気がなくなってしまいますよね。
みなさんも買い物をするときに同じような商品であれば安い方を選ぶと思います。
これが日本国内の産業を守るということに繋がっているというわけです。
みんな自国の産業を守りたい
それぞれの国が自分たちの産業を守りたいという気持ちがあるので”関税を無くそう”ということには中々なりません。
ただし!
貿易しやすい国同士の組み合わせというものが存在します。
という感じですね。
このようにお互いの利害が一致する国については個別で約束をつくればいいよねということで生まれたのがEPA(経済連携協定)というわけです。
日欧EPA発効による影響は?
日欧EPAが発効されたらどのような影響があるかみていきましょう。
日欧EPAの品目
EUから日本へは、アルコール飲料や豚肉、オリーブ油などイメージ通りのものが多く取引されています。
逆に日本からEUへもアルコール飲料、緑茶、ソースなどの他にも以外にもホタテを多く輸出していたりします。
この中でも今回の日欧EPAにおいて「ワイン」については即時撤廃。
「パスタ」や「チョコ」「キャンディ」「ビスケット」、「革製品」についても追って撤廃されます。
このあたりは生活へも直結してきます。EUの高品質な商品がいままでよりも安く手に入るようになればうれしいですね!
相場への影響は?
EUは大きなマーケットですから、経済への影響も大きいです。特に上記にあげたワインやパスタ、お菓子や革製品などについては勢いが出てくる可能性が高そうですね。
冒頭のニュースにあったように
酒類メーカーについては2月からはやくも値下げがスタートするわけです。早速売り上げに貢献してきそうですよね。
まとめ
ヨーロッパ方面やEU圏内について、良いイメージを持っている方は多いと思います。そういった人気エリアの商品が安く買えるようになれば経済を刺激するいい材料になりそうですね。
とはいえ相場は”おりこみ済み”ということもよくあるので、なかなか簡単に簡単には予想できないかなと思います。
今回の記事から知識を得つつ、投資や副業にも役立てていきましょう。
ということで今回は以上です(^^)/
[…] 経済連携協定(EPA)って何?ワインやパスタが安くなる?欧州のワインの値下げがニュースになっていますね。 日欧EPA発効で、2月から早速ワインが値下げになるとのことです。 … 人 […]
[…] 経済連携協定(EPA)って何?ワインやパスタが安くなる?欧州のワインの値下げがニュースになっていますね。 日欧EPA発効で、2月から早速ワインが値下げになるとのことです。 … […]