中央銀行って小学校だか中学校のころに習いましたよね…
けど意外と大人になっても何をしているか知らなかったりしませんか?
今回は中央銀行とは何かをわかりやすく解説していきます。
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中央銀行とは何か?
中央銀行(ちゅうおうぎんこう)とは、国家や一定の地域の金融システムの中核となる機関である。通貨価値の安定化などの金融政策も司るために「通貨の番人」とも呼ばれる。
wikipediaより引用
「通貨の番人」だなんて呼ばれてて強そうですよね。笑
でもこれだけだと、よく意味がわからないと思います。
わかりやすく言うと…
通貨とか物価を安定させることで、経済を良くしていこうとしている銀行ですね。
日本の中央銀行は日本銀行です。日銀(にちぎん)と表記されることも多いです。
東京都中央区日本橋にある日本銀行本店
なお、海外では…
イギリスはイングランド銀行
フランスはフランス銀行
中国は中国人民銀行
インドはインド準備銀行
アメリカはFRB(米連邦準備銀行)と呼ばれるところが中央銀行です。
中央銀行は何をしているの?
普段お金を預けるときは三菱UFJ銀行とか、三井住友銀行とか、みずほ銀行とかに預けていると思います。
なので「日本の中央銀行は日本銀行なんですよ~!」と言われてもピンとこないと思います。
中央銀行は「紙幣の発行」「政府の銀行」「銀行の銀行」という役割を果たしています。それぞれ説明していきますね。
紙幣の発行
日本でお札をつくれるのは日本銀行だけです。
お札をよくみると「日本銀行券」という表記があります。
ちなみに100円、10円などの硬貨は国(造幣局)がつくっています。
政府の銀行
政府の銀行として、国のお金を管理しています。
下記のようなイメージですね。
銀行の銀行
日本銀行は、市中銀行の預金の一部を預かっています。
その預金は他の金融機関等へのお金の貸付けなどに利用されています。
重要な機能
重要な機能として”金融政策”で景気の調整をおこなっています。
代表的な金融政策として、世の中のお金の量をコントロールすることで景気を調整する「公開市場操作(オペレーション)」があります。
景気が良い(インフレ)ときは、金融機関に国債を売って、世の中のお金を少なくします。これを売りオペレーションといいます。
景気が悪い(デフレ)ときは、金融機関から国債を買い取って、世の中のお金を増やします。これを買いオペレーションといいます。
金融政策として他にも、金利の調整も行っています。景気が悪いときには金利を下げていたりしますね。
このようにすることで、沢山のひとにお金が貸せるような状況になれば、新たな事業や買い物などが積極的に行われるようになり、お金を使う人が増えるというわけです。
これが通貨とか物価を安定させることで、経済を良くしていこうとしている銀行と言う意味なんですね。
まとめ
中央銀行が日本の経済を左右するほどの仕事をしていることがご理解いただけたかと思います。
その一方で、金融政策が失敗しているのではないのか!?という声もあったりします。
そのあたりの状況についてもまた記事にまとめたいと思いますが、今回は基礎として知識を蓄えて貰えれば幸いです(^^)本日は以上です。