2019年5月1日に元号が変更になりますね。
約30年間つづいた「平成」の時代がおわり、新しい元号とともにスタートすることになります。
今回は元号の変更(改元)による相場への影響や恩恵をうける企業などについて考察をお伝えさせて頂きます。
Contents
元号って何?
王や君主などのえらいひとが変わるたびに改元されて、1年目から数え直されます。
「王、君主が空間とともに時間を支配する」という思想から設定されている説が濃厚です。
ですので、西暦が無限のシステムであるのに対し、元号は有限のシステムであることが特徴的となっています。
元号のはじまり
日本における元号のはじまり
日本では飛鳥時代に「大化」という元号が設定されたのがはじまりと言われています。
大化は645~650年に使用されたといわれています。
その後、多くの元号を経ましたが、1868年を明治元年としたときに”天皇ひとりにつき、ひとつの元号”ということが決められました。
数としては「大化」から「平成」に至るまで、1300年余りの間に247の元号が使われてきたことになります。
日本以外に元号はあるの?
台湾では民国紀元(みんこくきげん)という元号が現在もつかわれています。これは中華民国(台湾)が成立した1912年を元年としています。また、「民国」と略して表わし、元号としてつかわれることが多くみられます。
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)では、金日成(キム・イルソン)が生まれた1912年を元年とする主体暦(しゅたいれき=チュチェ暦)がつかわれており、西暦と併用して使用しています。
新しい元号の候補は?
「平成」も「大正」も「明治」も実は過去に未採用となった元号なのです。「慶応」という年号が1865年に決まったときのいくつもあった候補のなかの一つだったというから驚きです。
過去を分析すれば、次の新しい元号を導き出すヒントにつながりそうな気がしますね。みていきましょう。
NHK NEWS WEBより抜粋
上記の漢字が可能性すこし高そうなことに加えて、アルファベットの頭文字
「明治」の「M」
「大正」の「T」
「昭和」の「S」
「平成」の「H」
と重なってしまう元号は候補から外されると思うので、これも組み合わせが絞られてきますね。どうなるかデータ分析してみてもおもしろそうですね。
元号変更による特需はあるのか?
昭和から平成になったときの相場への影響
1989年1月8日に平成がスタートしました。改元されてからの日経平均は、翌営業日の1月9日には終値は469円高の3万678円、その後5日間での上げ幅は1,088円と続伸しました。
また、この年に日経平均株価の史上最高値である38,957円も記録しています。
昭和天皇のご崩御による改元だったので、前年までの厳粛ムードから解放されたこと、印刷物や紙幣などで特需が発生した影響ではないかとみられています。
元号変更による特需 恩恵をうける企業
商品に「平成」の文字が入っているものは全て書き換わります。例えば紙幣や印刷物ですよね。印刷業や、それに関わる製造業は恩恵をうけると言えるでしょう。
硬貨や紙幣のデザインが変わったとしたら、それらを読み取る機械系の会社も伸びます。同時に、ソフトウェア系の会社も年号に絡むものが入っているものは書き換えなどの特需が発生しますよね。
他にも。
天皇即位の2019年5月1日は祝日にすることも検討されています。
もし実現すれば祝日法で”祝日と祝日の間の日(4月30日と5月2日)は休日にする”ということが定められてるので、4月27日~5月6日まで10連休になる可能性もでてきます。そうなると旅行業界、運搬系、リゾートなども盛り上がりそうですね。
さらにさらに”平成を振り返ろう”みたいな流れがでてくれば、平成時代にヒットした商品のリニューアル版みたいなものが出てくる可能性もありますよね。
そして、ひとつの区切りということで”新元号からはじめてみよう”みたいな機運が醸成されればダイエットや習い事なども恩恵を受ける可能性はありますね。
まとめ
過去から読み解くと元号の変更は経済的にも盛り上がってきました。
今回も特需などの影響で盛り上がる可能性はありそうですよね。
ただ!買うの一点張りというようなトレードは危険なので、つねにリスクコントロールされることをオススメいたします。
新しい元号がどのような名称になるのかは今から気になりますね。もし情報わかったり、絞り込めたりしたらコメントなり、TwitterのDMとかでもぜひ教えてください。笑
本日は以上です(^^)
[…] 元号の変更による影響は?特需で相場も盛り上がる?2019年5月1日に元号が変更になりますね。 約30年間つづいた「平成」の時代がおわり、新しい元号とともにスタートすることになりま. […]