国債(こくさい)っていうことばを見聞きしたことがあると思います。
でも、その仕組みについてしっかりと理解していますか?
今回「国債」についてわかりやすく解説しましたので一緒に勉強していきましょう!
Contents
国債ってなに?
「国債」とは国の発行する債券です。
「国庫債券」の略称で、国が資金調達する手段の1つです。
ということで、まずは「債券」が何かを理解する必要があります。
債権とは?
債券は、国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行します。
お金をあつめるという点で目的は株式と同じですが、下記のような違いがあります。
- あらかじめ利率や満期日などが決められている
- 利率分の利子を受け取ることができる
- 満期日を迎えると、額面金額である償還金を受け取ることができる
国債の仕組み
国が「国債」を発行したら、それらは銀行、証券会社、保険会社などが購入します。
つまり国債を買うということは”国がお金を集めたいです!”という申し出を”了承した”ということですよね。
私たちのような個人は、国から直接買う事はなく、銀行、証券会社、保険会社などから購入しています。
国債保有者の内訳
「銀行等」には証券会社が含まれているので、銀行、証券会社、保険会社で83.8%も保有しているわけですね。
金融商品としての国債
信用度の高い国は、ちゃんと利子や償還金が払われそうなので利率が低くても人気があります。
逆に、信用度の低い国は、そのあたりが怪しいので金利を高くしないと買ってくれる人がなかなか現われないわけです。
ちなみに日本の国債の金利は世界でもトップクラスの利率の低さです。つまり国としては信用できると思われているということですね。
日本国債の利回りはどれくらい?
本日現在で下記の利率となっています。
日本国債 2年 | -0.17% |
---|---|
日本国債 5年 | -0.17% |
日本国債 10年 | 0.00% |
日本国債 30年 | 0.66% |
引用:ブルームバーグ
日本の国債の利率が大きく変更することはほとんどありません。
利回りを国別で比較
10年後に額面を返してね、という10年国債での利率を国別に比較してみます。
日本 | 0.00% |
アメリカ | 2.74% |
イギリス | 1.32% |
フランス | 0.64% |
ギリシャ | 4.10% |
ブラジル | 9.09% |
引用:ブルームバーグ
金融商品として日本の国債は魅力がほぼありませんよね。
アメリカは信用度は高い割に、利回りが高くバランスが良い印象ですね。
国内情勢の安定しないギリシャやブラジルなどは高利回りで国債を売りにだしています。
イギリスはEU離脱などで国がさらに混乱してくると利回りが上がるかもしれません。
まとめ
株価が下がり続けている局面などでは”信頼できる国”の国債を買ってみるというのも一手です。
株価の配当利回りが3%あったとしても、株価が下落していると元本毀損しますからね。
その点、国債というのはあらかじめ利率や満期日などが決められているし、償還日には額面が返ってくるわけですから安定感がありますよね。
- あまり大きな利益は狙わず、手堅く資産運用がしたいわ。
- 下落トレンドの中で、株を買うのは不安だな~!
という方にはオススメの金融商品ではあります。ぜひ色々と勉強していきましょう!
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