最近の国際ニュースでよく見かける「英EU離脱」という文字。
わかっているようで、知ったかぶりして終わっていませんか?
今回もポイントを抜粋することで、わかりやすさ最優先の解説をしますので目を通してみてください。
それでは「EUとは何なのか?」「なぜイギリスはEUを離脱しようとしているのか?」
ということを解説していきます。
Contents
EUってなに?
EUとは”European Union”の略です。
日本語ではヨーロッパ連合(欧州連合)とあらわします。
ヨーロッパにある国々を、ひとつにまとめた組織です。
EU加盟国は28ヶ国
EUはなぜつくられたの?
平和を求めて
ヨーロッパというのはもともと様々な民族が集まった土地です。
昔から「ここまではワシらの領土じゃ!」「この宗教が正しいに決まってるだろ!」などの理由から一年中戦争を繰り返していました。
そういう争いだらけの毎日にうんざりした人たちが「もうヨーロッパごと一括りにしちゃえばいいんじゃね?」と考えるようになってきたことからEUの誕生が進みました。
大国に対抗するため
当時、ソ連やアメリカといった大国がありました。
ヨーロッパの小国はソ連と対峙していたためにヒヤヒヤしていたわけです。
でもヨーロッパごと一括りにできれば、規模が大きくなりソ連に対抗するにも迫力がでてくるのではないかという政治的な意味合いもEUの誕生を後押ししました。
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EUがつくられたことで何が変わったのか
そいったヨーロッパに住む人々の願いからEUがつくられましたが、実際にはどのようなルールが設定されたのでしょうか?みていきましょう。
人の移動が自由に
国境をこえるときに通常だとパスポートチェックなどの”入国審査”があります。
働くときにはビザが必要になります。
EU場合はこれが無いのです。
ヨーロッパの場合は”隣の町が、隣の国”ということもありますので、国境をこえるたびにいちいち入国審査のような手続きをしなくてすむというのはとてもメリットになるわけですね。
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モノの移動が自由に
国をまたいでモノを売るときは”関税”がかかります。
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ですがEU内においては関税がかからないので、自国でたくさん生産できるものは輸出して、足りないものは輸入して、というハードルがとても下がるわけです。
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共通でユーロを使うように
せっかく人の移動や、モノの移動が自由になったのに、それぞれの国が違う通貨をつかっていると不便ですよね。
フランスは「フラン」、ドイツは「マルク」、オランダは「ギルダー」…というように毎回両替が必要になってしまいます。
そこで、2002年に共通通貨として「ユーロ」が導入されました。
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EU内で共通貨幣を導入することによって、貿易がやりやすくなり経済が活発化されるというわけですね。
なぜイギリスはEUを離脱しようとしているのか
今のところメリットを感じるEUですが、イギリスはなぜ離脱しようとしているのでしょうか?
移民・難民
イギリス、ドイツ、フランスなどの先進国は賃金水準が高いので、それを求めて多くの移民がやってきます。EU内だと簡単に人が移動できますからね。
ブルガリアで仕事をしたら月収5万円でも、イギリスにくれば最低賃金くらいでも月収20~30万くらいは稼げるのです。
ただ、その移民もかなり増えてきているので「それって元からイギリスに住んでいる人の雇用を奪っているんじゃないの?」という声が出てきたのです。
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また、シリア難民も理由のひとつです。
中東地域では長い間内戦が続いており、そこから逃げ出したい人はイギリスなどの先進国を目指すわけですね。
イギリスでは市民権のない移民・難民に対しても公共サービスの利用が認められていることもあり、納税者からしてみると「税金を納めていないのに、サービス受けられるのは不公平じゃね?!」という声が出てきたのです。
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EU内の経済格差
EUに加盟している以上は、EUが成り立つように協力する必要があります。
リッチな国は、補助金などの名目でお金を取り上げられます。それがビンボーな国に回されるわけですね。
たとえばギリシャの高速道路は、イギリスが出したお金で作られていたりするわけです。
イギリスからしてみると「私たちのお金で何してくれてんねん。自分らで使いたいでんがな!」と思うわけです。
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EUに加盟していることでの違和感
EUに加盟している以上は、EUのルールに従わなければなりません。
ただ、かなり変わったルールもあるのが事実です。
- デザートやスイーツになる野菜は果物である
- カタツムリは魚である
- 曲がったバナナを売ってはいけない
- エコじゃないから白熱電球の販売はダメ
などですね。笑
イギリス人からすると意味不明であったり、イギリスにとって不都合なルールなどにも従わざるを得なかったのですね。
また、イギリスは島国なんですね。
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日本人が”アジア人”と言われるとちょっと違和感があるように
島国のイギリス人は大陸諸国と並べられることに違和感があったとも言えるでしょう。
まとめ
「EUとは何なのか?」「なぜイギリスはEUを離脱しようとしているのか?」意外とご存じなかったのではないでしょうか?
最低限の知識をみにつけておくことで、自分なりの意見や、自分なりの判断をできるようにしていきたいですね!
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本日は以上です(^^)