ソフトバンク株式会社が、衝撃的なリリースを出しました。
2点あるのですが、それぞれタイトルは下記の通りです。
まだ世の中では騒がれていないですし、どういう事なのかわからない方も多いと思います。
ですが、これは世界を変える可能性のあるリリースだと思います。
リリース自体は簡単にいえば「空飛ぶ基地局を開発しましたよ。あと、グーグルの兄弟会社とも提携しました。」という感じです。
今回の記事ではこのリリースが一体どういう意味を持つのか?という部分をわかりやすく説明していきます。
動画でもわかりやすく解説しています!
Contents
空飛ぶ基地局とは?
空飛ぶ基地局はHAPS(ハップス)と言い換えることができます。
HAPSとは?
HAPS(High Altitude Platform Station)は成層圏で運用される通信支援のための気球、飛行船、航空機、ドローンなどを指します。
HAPSのメリットとは?
通信衛星と比べると低コストで、地域ごとにWiFi環境を構築することができます。
なぜ空飛ぶ基地局を置くのか?
災害時に役に立つ
3.11規模の地震や津波などが発生すると、基地局も被害を受けます。
そうなると、その基地局のエリアの人は通信できなくなってしまうわけです。
災害時などの緊急事態ほど通信が必要なのにもかかわらずです。
基地局が空に浮かんでいれば、地震や津波などの影響を受けることはありません。
高い位置での通信に役立つ
地上の基地局では、あまりに高い位置にあると通信ができなくなってしまいます。
例えば。
今まででは通信できなかったすごい高さまで飛んだドローンと通信できるようになるということです。
配達や情報取集などの次元も変わる可能性がありますね。
もっと先のことを言えば”空飛ぶ自動車”との通信にも欠かせないものになるでしょう。
世界37億人はインターネットに接続できていない
これには驚きました。実に世界の半数程度の人はインターネットに繋がれていないんですね。
空飛ぶ基地局であれば、地上の基地局が整備できていないようなエリアにも通信を届けることができるようになります。
もしかしたら、ずっと働き詰めで教育を受けられない世界の子供たちを変えることができるかもしれませんよね。
ソフトバンクとGoogleが提携
ソフトバンクとGoogleが提携というのはビッグニュースですよね。
厳密にいえば”ソフトバンクの子会社であるHAPSモバイルと、米Alphabetの子会社であるLoonが提携した”ということです。
米Alphabetとは、あの有名なGoogleの親会社です。
意外と知られていませんが、Googleというのはそもそも子会社なのです。
もともとは競合相手?
もともとはHPAS事業において競合相手でした。
ソフトバンク傘下として活動するHAPSモバイル。
Googleのデータを活用しながら活動するLoon。
この2社の競争も楽しみではありましたが…
闘うよりも、手を取り合った方が世界のためになるという判断をしたわけです。
世の中を動かす2社が、そういう判断をするほど重要な世界だと考えられますね。
まとめ
「空飛ぶ基地局」と聞くとイメージが先走り、話題だけが先行するような印象を受けますが、わざわざ空を飛ばすのにも深い意味があることがわかりますね。
提携したばかりなので、実用化されて私たちの生活に反映されるまでは少し時間がかかると思います。
しかし、今回のこのような動きは日本のみならず、世界を動かす提携には間違いないと思います。HAPSモバイルとLoonの動きについてはこれからも目が離せなくなりましたので、また取り上げたいと思っています(^^)今回は以上です。