私たちは普段の生活や買い物するときに使うのは”円”ですよね?
アメリカに旅行に行けば”ドル”を使いますし、タイに行けば”バーツ”を使います。
いろいろな通貨があるけど、その価値とはいったい何なのでしょうか?
YouTubeでもわかりやすく解説しています!
Contents
円の価値は”ドル”が決めていた
1971年までは固定相場制といい”1ドル=360円”と決まっていました。今のように為替で価格が決まるわけではなかったのです。
結構おどろきじゃないですか?
たとえばアメリカにいってランチをすると大体20ドルだとします。その時代の日本人はランチするだけで7,200円も支払っていたことになります。
逆に、アメリカ人からすると日本のものは激安です。たとえば1,000万円する高級車も2万7千ドルで買えてしまうわけです。
ドルの価値は”金”が決めていた
アメリカ政府は他国からの要望があれば自国の通貨「ドル」を一定の重さの金(きん)と交換することを保証していました。
ドルは基軸通貨として金1オンス=35ドルの固定レートで交換することを決めました。
一方、他の国の通貨は金とは交換できず、ドルとしか取引できませんでした。
つまりアメリカが”ドル持ってないと、金と交換できねぇぞ!オラァ!”というルールを作ってしまったわけです。
ちなみに、この体制を”金・ドル本位制”と呼びます。
ところで、ドルは一国のただの通貨ですが、なぜドルだけ金との固定レートを設定できたのでしょうか?
それは当時アメリカが圧倒的な金を保有していたことと、たくさんの対外資産を持っていたことが理由です。
なぜ金は価値があるのか?
そもそもなぜ金はそこまでの価値があるのでしょうか?
それは”限りがある”し”人工的につくれない”からなのです。
金には限りがある
現在までに発掘された金の量はどれくらいでしょう?世界中の金をあつめても大体15万トンです。
これは50mプール3杯半くらいの量なんですね。世界中のすべてと思うとかなり少ない量だと感じませんか?
もっといろいろな場所で発掘すれば量が増えて価値が下がるんじゃないの?と考えるひともいるかと思います。しかし、生産コストがかなり大きくかかるため結局は金の価値が暴落する可能性は低いのです。
金は人工的につくれない
ダイアモンドなどは「炭素」の固まりなので作ることができます。
金はそもそも”元素”なのです。 なので、つくり出すことはできません。
これは、人工的にダイアモンドをつくることはできるもの、その生産コストはとても高額になるため、ダイアモンドの価格をさげることにはつながっていないのです。
固定相場制 ⇒ 変動相場制へ
上記のような流れでアメリカのドルと金は最強だったわけです。世界の基軸通貨ですからね。
しかし、アメリカは国内の消費が激しいことに加えて、ベトナム戦争に介入したことなどで多額のお金が必要になりました。ドル紙幣をたくさん刷りました。
その時に、アメリカが交換することが可能な金の量以上に発行してしまいました。
いっぱいドルを刷ったことで、持っている金との交換が無理になったので、アメリカは「ドルと金の交換をいったんやめま~す。」と言い出しました。
ドルをもっていた人たちは「え、じゃあドルって価値ないよね…?だって金と交換できないんでしょ。やばくね。」となり次々とドルを売りにだそうとします。
そんな中で、日本は”1ドル=360円”で固定しているので、世界各国からドルを世界中から売りつけられることになります。
そうなると”金と交換できない怪しいドル”を日本がたくさん持たされることになってヤバイ!ということになりました。
その結果、市場で価格が決まる、いまの変動為替相場制に移行することとなったわけです。
変動相場制になり、日本はどうなったのか?
”1ドル=360円”で商品を輸出して儲けていた企業はイッキに円高になりました。
海外からの輸入品や原材料などは安く調達できるようになりましたが、国外に輸出している製品は国外では割高になってしまうわけです。
日本は当時も輸出国ですから日本としても実はダメージが大きかったのです。
日本でも、日銀が”円”を大量に刷っている?!
過去のアメリカのような状況が、実は日本でもおきています。
景気をよくするためにお金をたくさん刷ってばら撒こう!そうすればみんな買い物してくれるから景気回復するっしょ!という予定でした。
しかし。
大量にお金を刷る⇒円の価値が低下⇒円安で物価上昇⇒景気良くならないという事態になってしまいました。
いま日本はこれで苦しんでおり、出口をどうするのか…ということに注目が集まっています。
いまみなさんが頑張って貯めている円の価値は高めていってほしいものですね。
本日は以上です(^^)
[…] 通貨としての”円”の価値とは?歴史から考えてみる。私たちは普段の生活や買い物するときに使うのは”円”ですよね? アメリカに旅行に行けば”ドル”を使いますし、タイに行けば […]
[…] 通貨としての”円”の価値とは?歴史から考えてみる。私たちは普段の生活や買い物するときに使うのは”円”ですよね? アメリカに旅行に行けば”ドル”を使いますし、タイに行けば […]