消費税は10月1日から、税率10%にアップします。政府としても経済危機や大災害が起こらないかぎりは予定通り増税するという状況です。
クリスマスショックあたりでの日経平均の暴落をうけて、消費税増税が延期になるのではないか?という声もあったようですが、現状では10%増税へ向かっているようです。
今回は消費税増税が相場にどのような影響をあたえるかについて解説していきます。
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あなたは消費税増税をどのように感じる?
1万円の買い物をすれば1,000円
10万円の買い物をすれば10,000円の消費税がかかるわけです。生活者としては厳しいですよね。
以前に黒田総裁が消費税10%に関して「景気に大きな影響はない」と述べたことで結構な反感を買っていたりもしました。
増税に対して”ポイント還元”や”プレミアム商品券”などの対応策もあるものの、買い物を控えた方がいいかな…という消費者心理が生まれることは間違いなくあると思います。
その一方で。
家や車など大きな金額の買い物をするとなるととにかく影響が大きいため、増税前に買ってしまおう!という雰囲気もでてきます。
駆け込み需要ですね。これは前回2014年4月の増税時にも発生しました。
つまり。
消費税増税が日本経済にネガティブな影響をもたらす可能性は高いといえるでしょう。
でも、だからといって「売りだ!」というような判断をすると一時的な駆け込み需要の効果で反発する可能性もあるでしょう。
なので、私は予想にもとづいた決めつけ的な投資はおすすめしません。
過去の消費税増税で日経平均はどう動いたのか
さて、先ほど消費税10%の話をしましたが、消費税が上がると日本の株価に悪影響を及ぼすのではないかと懸念されている方も多いと思います。
過去に消費税が増税された際には、日経平均がどのように動いたのかをみてみましょう。
1989年4月 消費税が導入される
日本で初めて消費税が導入されたのは1989年4月です。そのころ日本はまさにバブル絶頂期でした。
消費税が導入された年の12月29日、 日経平均は3万8915円の史上最高値をつけました。
しかし、その後、暴落がはじまり1990年10月には2万円を割り込みました。
1997年4月 消費税3%から5%に増税
1997年3月31日の日経平均は 18,003円でしたが、なんと6月には20,910円まで上昇します。
しかし。その年に最安値は14,488円台まで下落。12月の引けは15,258円でした。3,000円近い下落ですね。
ちなみに1997年はあの山一證券が破綻した年でもあります。
2014年4月 消費税5%から8%に増税
8%の増税もつい最近のことのようにかんじますね。
消費税の増税後も目立った下落は見られませんでした。
アベノミクス効果もあり、翌年の2015年には日経平均は20,000円を突破します。
しかし、2016年には15,000円を割り込み、14,864円の安値をつけるシーンもありました。
過去の消費税増税での日経平均の動き 共通点
過去の増税時には共通点があることがわかると思います。
期間のちがいはありますが 「増税後は上昇するものの、その後大幅に下落」という傾向が見えてきます。
今年10月の消費税10%増税後も、同じような動きをするかもしれません。
ただ、日経平均や株価は外部要因にも大きく影響をうけます。
お伝えしているように消費税導入時はバブル絶頂時ですし、2014年はアベノミクスの真っ最中です。
また、そもそも増税自体がどこまで日経平均に影響をおよぼすかも不明ですよね。どこまで相関性があるのかはわからないものです。
まとめ
過去のうごきを分析するとたしかに特徴はあります。
しかし、絶対は存在しない以上、それを踏まえてどのような投資をするか考えるということが重要だと思っています。
私自身も2019年も、それ以降もどのように利益をあげていくのかを深く考えていきたいと思っております。
本日は以上です(^^)
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